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歯が悪くなる原因

歯が悪くなる、つまり、虫歯(カリエス)、歯周病に罹患してしまう原因には2つあります。1つは細菌感染であり、もう一つは物理的要因である力による歯牙の破折、歯周組織の破壊です。

細菌感染とは虫歯を惹起させる虫歯菌や歯周病を惹起させる歯周病菌に感染することです。しかし、これらの菌の数が数百匹程度では虫歯も歯周病も起こりませんし、ミクロ的に歯牙の周囲で何か起こったとしても臨床的には何の症状もありませんし、病的変化を識別することもできません。また、毎日、確実にブラッシングしていれば進行することもなく修復されてしまいます。ではどのくらいの数の細菌がいると虫歯や歯周病が惹起されるかというと数万以上になると危険です。細菌がこのくらい集まると虫歯も歯周病も症状として認められる様になります。虫歯でしたら歯牙の表面が白濁したり、穴が開いたり、甘いものに沁みたりしますし、歯周病でしたら歯茎が腫れたり、ブラッシング時に出血したり、食事のたびに出血したりします。

ですから、毎日のブラッシングにより細菌の塊であるプラーク(歯垢)を落とさなければならないのです。細菌は睡眠中にお口の中で増殖しますので、特に寝る前にブラッシングして細菌の数を減らしておくことが重要になるのです。

次に物理的要因である力についてです。力とは、歯牙一本一本に掛かる力の事です。もっと分かりやすく言えば、上下の歯が噛み合ったとき時のそれぞれの歯牙に掛かる力の事です。

通常の食材を咀嚼している時の歯牙に掛かる力は、その人の体重分の重さで噛み切っています。しかし、少し、硬かったり、噛み切り難いものですと100Kgを超えています。一日3回の食事で上下の歯牙を噛みあわせている時間は合計でせいぜい10分前後と言われています。ですので、通常の食事での歯牙に掛かる力が悪さをすることは先ずありません。

ではどういったことが物理的に良くないのかそれは、所謂、歯ぎしり、噛締めと言われるもので、専門用語でクレンチングと言います。クレンチングとは英語で噛締めるという意味です。殆どの人が食事以外の時に程度の差はあっても行っています。日中、仕事をしている時や睡眠中に歯ぎしり、噛締めをしているのです。その理由はストレス解消に噛締めています。特に、仕事に集中している時、パソコンに向かって考えている時、緊張している時、重いものを持った時、あらゆる時に噛締めています。日中、噛締めていると睡眠中も歯ぎしり、噛締めをしています。そして、その力が、100Kg前後になるのです。

この力により、歯が減ったり(咬耗)、歯牙の根元の歯茎の境目が喫状になったり、歯牙の表面にヒビが入ったりします。歯牙の表面にヒビが入り、そこに虫歯菌が入り込んだらいくら磨いても除去できません。そうすると、虫歯菌が産生する酸により歯牙が脱灰され虫歯となるのです。歯牙の根元に喫状欠損が出来るとそこだけ凹んでしまうのでよく磨けずやはり虫歯になり、神経(歯髄)に近接している部位なので神経を取らなければならなくなったりします。咬耗の場合は歯の噛みあわせる面が減ってしまいますので、噛みあわせる高さが低くなってしまい、ひどくなると顎関節に問題を起こし、口を開けにくくなったり、口を開ける度に耳元で音がしたりする、所謂、顎関節症になったりします。

上記の様な噛締めを止めるには日常生活に於いて意識して止めるしかありません。先ず、唇を閉じて、舌の先端を上の前歯の根元の少し後ろにある切歯乳頭の部分に着けます。その際、上下の歯は噛みあわせず、少し、空かせるようにします。この状態が正常な状態です。基本的に上下の歯を噛みあわせるのは食事の時だけです。しかし、人間は何かに集中したり、緊張すると噛締めます。ですので、噛締めに気づいたら止める様にしましょう。この気づいたら止めることがなかなか大変です。気づいたら止めるという事を繰り返し、気長にやってください。このように、日中、噛締めに注意し、かつ、就寝前に「噛締めない」「歯ぎしりしない」と思うことで、就寝中の噛締め、歯ぎしりの頻度は少なくなり、その時間も短くなります。では、生涯、この噛締めを意識していなければならないかというと、そうでもありません。数か月間、意識していると、ある日ふと噛締めていない方が楽だと気づきます。そのことに気づけば病的な噛締めを止められるようになっています。ただし、100%ではありません。70%~80%噛締めを止められたと考えてください。しかし、ここまで出来ればまた、病的な噛締めを始めたとしても自分ですぐに気づき、酷くならないうちに止められるようになります。

次に大事なことは、噛締めないようにしようと唇を閉じないでお口を開けてしまわないことです。必ず、唇を閉じて、お鼻で呼吸してください。ゆっくりと鼻呼吸をする様にしてください。ゆっくり深く呼吸することで体の恒常性が保たれ精神的にも落ち着いてきます。1回の呼吸による肺でのガス交換量は約500mlです。1分間の呼吸回数は通常、7回から8回ですので、1分間の肺でのガス交換量は3.5L~4.0Lになります。しかし、口呼吸の場合、一度の呼吸で肺に吸い込まれる空気の量は鼻呼吸よりも少なくなりその約半分と言われています。つまり、呼吸が浅くなるのです。また、口呼吸では外気をそのまま、吸い込むことになり、雑菌を吸い込みやすく日和見感染に掛かりやすくなります。また、口呼吸では呼気を吐き出す時に体温も一緒に吐き出す事になり、空気を吸い込む時も体温より低い温度の外気を吸い込むのでやはり体温の低下を招くのです。このように、口呼吸は鼻呼吸よりも人間の体力を消耗させます。

また、歯周病に罹患している人が、噛締めにより絶えず歯牙に過剰な力を加えていると、歯周病の進行を早めることとなります。それは、歯根の周囲には歯根膜という線維の集まりがあり、その線維と歯を支えている骨とが結合しています。ですので、歯根と顎の骨が直接結合しているのではありません。この歯根膜は骨を覆っている歯肉とも結合しています。そして、歯牙に力が加わると歯牙や骨に直接力が加わらないように、圧縮されて力を逃がす役割をしています。分かりやすくいうと座布団の役割をしています。

歯根膜は通常引き締まっており、歯茎を歯の周囲に確りと密着させるようにしています。分かりやすく言えば、ズボンのベルトの役割をしているのです歯茎が密着していることにより、歯周病菌が深く入りこまないようにしているのです。しかし、この歯根膜に噛締めにより過重負担が起こると線維が伸びたゴムの様になり伸縮性が無くなり緩くなります。そうすると、歯茎と歯の間にある歯周ポケット内に細菌が入りこみ、増殖し、結果として、歯茎が炎症を起こし、次に歯を支えている骨が溶かされて無くなり、歯周病が進行していくのです。つまり、以上のことは人間が作る構造物である橋、トンネル、道路、建物と同様で、定期的に錆を落とし、補修していないと、そこに過重負担が加わると崩落していくのと同じなのです。ただし、人間の体には自浄作用が備わっています。それは免疫作用です。ある一定の量の細菌、ある一定の過重ならば防御出来る様になっているのです。ただし、その範囲を超えると人間の口腔内も崩壊していくのです。

以上の様に、歯が悪くなる原因は細菌感染と力です。この二つの原因をコントロールするには、毎日の歯磨きによる細菌除去(歯磨きの目的)と噛締めに注意して歯牙に掛かる必要以上の力をコントロールしていくことが大事なのです。

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