50代女性 着色した前歯のコンポジットレジンをやり直して審美性を改善した症例
2025/03/14
患者 | 50代女性 |
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相談内容 | 「過去に欠けた前歯を治したが、その部分が着色して目立つのできれいにしたい」とご相談いただきました。 |
カウンセリング ・診断結果 |
拝見したところ、左上前歯には白いプラスチック樹脂の詰め物「コンポジットレジン(CR)」で治療されていましたが、経年劣化により着色し、周囲の歯と色が合わなくなっていました。 特に歯とコンポジットレジンの境目が着色していたため詰め物が目立っており、お口を開けた際の見た目に影響を与えています。 以上のことから、見た目を改善する治療が必要と診断しました。 |
治療内容 | 患者様は「何度も来院できないので、1回で治療を終わらせたい。保険範囲内の治療がよい」とご希望されたため、診断結果を丁寧に説明したうえで、古いコンポジットレジンを取り除いて同じ材料の詰め物で修復する方法を提案しました。 この方法であれば、保険適用でなおかつ来院回数が1回で済むことをお伝えしたところ、治療に同意いただきました。 まず、左上前歯中央側に詰められた古いコンポジットレジンをきれいに取り除きます。 次に、ご自身の歯の色に合うコンポジットレジンを選択し、しっかりと詰めてから特殊な光を当てて固めました。 コンポジットレジンの形を丁寧に整えたあと、表面を研磨します。表面が粗いままだと着色しやすくなるため、着色を防ぐための研磨を注意深く行い、表面を磨き上げて艶のある自然な見た目に仕上げました。 また、着色を防ぐためにはご自身によるケアも大切になるため、歯磨き指導を行って治療を終了しました。 |
治療回数の目安 | 1回 |
治療の費用 | 約3,000円(保険3割負担) |
治療リスク | ・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする可能性があります ・広範囲にわたって修復が必要な場合は、適用できない可能性があります |