30代男性「歯が欠けて詰めていた金属が取れた」一度治療した所が再度虫歯になる「二次虫歯」を除去した後、保険の白い詰め物「コンポジットレジン」で修復し、噛めるようになった症例

2023/07/20

患者 30代男性
相談内容 「歯が欠けて、詰めていた金属が取れたので治療してほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング
・診断結果
拝見すると、右下の奥歯(第2大臼歯/7番)の金属の詰め物が外れていて、一度修復した箇所が再度虫歯になる「二次虫歯」になっていました。

二次虫歯を治療する場合、以前修復した時よりさらに歯を削るため、痛みやしみるといった神経症状が出るリスクが考えられました。

治療内容 まずはじめに、被せ物と詰め物の2つの修復方法をご提案しました。

被せ物の修復は、虫歯を削った後に型取りをし、完成した物をセメントで装着する2、3回にわたる治療法です。
被せ物が隙間なく装着されるため、虫歯になりにくく、再治療が少ないことが特徴です。
金属や自由診療の白く変色しない材質「セラミック」、セラミックとプラスチックが混ざった白い材質「ハイブリッド」から選ぶことができます。

詰め物での修復は、虫歯を削った後、保険範囲内の白い歯科用プラスチック「コンポジットレジン」を詰める治療法です。
治療回数は1回で終わりますが、デメリットとして数年後に劣化や変色で詰め直す可能性があります。

上記のことを丁寧にご説明し、患者様はコンポジットレジン修復をご選択されました。

虫歯を削った後、しみる症状が出ないよう神経を保護する薬剤「グラスアイオノマーセメント」を詰めてから、コンポジットレジン修復を行いました。

治療期間 1日
治療の費用 約3,000円(保険3割負担)
治療経過 新しい詰め物が入ったため、しみることなく奥歯でしっかり物を噛めるようになりました。

患者様からは「1回で治療が終わり、物をよく噛めるようになって嬉しい」とご満足いただけました。
現在、詰め物や歯に不具合が出ないよう、定期的なメンテナンスでご通院いただいています。

治療リスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
クリニックより 当院では、治療するにあたりいくつかの方法をご提案しています。
それぞれの利点、欠点、治療費、治療回数等を丁寧にご説明し、患者様のご希望に沿う治療を心がけています。

治療前

治療後