70代男性「被せ物が取れて無くなってしまった」土台が露出した歯を、保険適用の白い被せ物「CAD/CAM冠」で修復し、自然な見た目でしっかり噛めるようにした症例

2023/09/26


患者 70代男性
相談内容 「左下の被せ物が取れて無くなってしまったので治して欲しい」とご相談いただきました。
カウンセリング
・診断結果
拝見したところ、左下の奥歯(第2小臼歯/5番)の被せ物が外れており、土台が露出していました。

外れた被せ物は紛失されてしまったため再び装着することができず、左側でしっかり噛むことが難しくなっていました。

治療内容 新しい被せ物を作製して歯を修復し直す治療をご提案し、同意いただきました。

被せ物の材質に関して、自費診療の「セラミック」と保険診療の被せ物をご案内したところ、保険診療をご希望いただいたため、保険適用の被せ物にも金属と白いプラスチックの被せ物があることをご説明し、最終的に白いプラスチックの被せ物「CAD/CAM冠」をご選択されました。

初めに、左下奥歯の土台の形を整える処置を行いました。
CAD/CAM冠はプラスチック製のため、あまりに硬いものを噛むと割れてしまう場合があります。
そこで、歯を削る量を少し多めに設定し、その分被せ物に厚みをもたせて強度を高められるよう配慮しました。

その後、土台の型取りを行い、出来上がったCAD/CAM冠の噛み合わせを調整してから装着しました。

治療期間 11日
治療回数の目安 2回
治療の費用 約9,000円(保険3割負担)
治療経過 自然な見た目の白い歯が入り、痛みなどもなく良好です。
患者様にも「見た目も綺麗で違和感なく噛める」と大変ご満足いただきました。

現在も定期的な検診でご来院いただいております。

治療リスク ・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前

治療後