30代女性 欠けた歯を耐久性に優れた白い詰め物で修復した症例

2025/02/26

患者 30代女性
相談内容 「歯が欠けたので治してほしい」とご相談いただきました。
カウンセリング
・診断結果
拝見したところ、右下の奥歯に保険診療の白いプラスチックの詰め物「コンポジットレジン(CR)」が詰められていましたが、CRと歯の一部が欠けており、歯も茶色く変色しています。

このままだと詰め物と歯の隙間や、欠けている部分から細菌が入り込んで虫歯が再発し痛みが出るおそれがあります。
また、虫歯が神経まで達すると神経を除去しなければならない可能性もあるため、早急に治療をする必要があると診断しました。
治療内容 患者様は「何度も通院できないので1回の治療で治したい。審美性を重視したい」とご希望でした。

そこで、古い詰め物を取り除いたあとの修復方法として、自費診療のCR(セラミックとプラスチック素材を混ぜたペースト)で穴をふさぐ方法を提案し、同意いただきました。

CRは食いしばりや噛む力が強いと割れてしまうリスクがありますが、即日の治療が可能であり、天然の歯に近い色を再現できます。
今回は保険診療で使われるCRに比べて変色しにくく、強度が高いため割れにくいという利点から自費診療のCR「PREMISE」を選択しました。

まず古いCRを除去し、患者様の歯の色に近いPREMISEを詰めます。
次に、光を当ててPREMISEを固めたあと、丁寧に歯の形を整えて噛み合わせを調整し、表面をなめらかに磨き上げて治療を終了しました。
治療回数の目安 1回
治療の費用 44,000円
治療リスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする可能性があります
・広範囲にわたって修復が必要な場合は、適用できない可能性があります
・自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療後