30代男性 欠けて茶色くなった前歯にコンポジットレジンを詰めて修復した症例

2025/08/24

患者 30代男性
相談内容 「前歯の先端が茶色くなっているので、きれいに治したい」とご相談いただきました。
カウンセリング
・診断結果
拝見したところ、上の前歯2本にはコンポジットレジンが詰められていましたが、一部が欠けてざらついており、茶色く変色していました。
コンポジットレジンは保険診療の白いプラスチックの詰め物です。

このまま放置すると、欠けている部分から細菌が入り込んで虫歯になったり、虫歯が神経にまで達して神経の除去が必要になったりするおそれがあります。
また、患部が前歯であることから審美性に悪影響が出ているため、早急に治療をする必要があると診断しました。
治療内容 前歯の審美性を回復するため、以下2つの治療方法を提案しました。

①天然歯に近い色調で審美性に優れたセラミックによる治療
メリット:汚れが付きにくく、虫歯の再発を抑えられる
デメリット:自費診療なので比較的費用がかかる。強い衝撃がかかると、セラミックが欠けたり割れたりするリスクがある

②コンポジットレジンによる治療
メリット:即日で治療ができる
デメリット:食いしばる力や噛む力が強いと、コンポジットレジンが割れるリスクがある

メリットとデメリットを丁寧にお伝えしたところ、短時間で治療が終わる点、セラミックよりも安価である点から、②のコンポジットレジンによる治療を希望されました。
以前治療で用いていたコンポジットレジンは保険診療のものでしたが、前歯の審美性と強度に重点を置くため、自費診療のセラミックとプラスチック素材を混ぜたタイプのコンポジットレジンで穴をふさぐ方法を提案し、同意いただいています。

まずは古いコンポジットレジンを除去し、患者様の歯の色に近いコンポジットレジンを詰めます。
次に、特殊な光を当ててコンポジットレジンを固め、丁寧に歯の形を整えて噛み合わせを調整しました。
最後に表面をなめらかに磨き上げて、治療を終了しています。
治療回数の目安 1回
治療の費用 22,000円
(コンポジットレジン2本)
治療リスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする可能性があります
・広範囲にわたって修復が必要な場合は、適用できない可能性があります
・自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療後

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