40代女性 欠けた白い詰め物を取り除きコンポジットレジンで修復した症例
2025/09/09
患者 | 40代女性 |
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相談内容 | 「奥歯が欠けたので診てほしい」とご相談いただきました。 |
カウンセリング ・診断結果 |
拝見したところ、左下の奥歯に装着されているセラミックインレー(白い詰め物)の一部が欠けていました。 セラミックは強度が高い素材ですが薄い部分が割れやすく、今回はその部分が欠けたと考えられます。 このまま放置すると、痛みが出たり細菌が入り込んで虫歯になったりするリスクがあるため、早めの治療が必要と診断しました。 |
治療内容 | 同様にセラミックインレーで修復すると再び欠ける可能性があるため、以下2つの治療方法を提案しました。 ①白い樹脂を直接詰めるコンポジットレジン修復 メリット:短時間で治療でき、白い材料を用いるため自然な見た目に仕上がる デメリット:長期間使用すると着色や摩擦が生じやすく、強い力がかかると欠けることがある ②歯全体を削って覆うクラウン治療 メリット:歯全体を覆うため強度が高く割れにくい。長期間の耐久性も期待できる デメリット:歯を多く削る必要があり、型取りを行うため治療に時間がかかる それぞれのメリット・デメリットをお伝えしたところ、患者様は1回で治療が完了するコンポジットレジン修復を希望されました。 まず歯の噛む面に残っているセラミックインレーを除去し、歯の形を整えます。 その後、噛み合わせの力がかかる部分が上の歯と強く当たらないよう注意しながらコンポジットレジンを詰め、強く噛んでも割れないよう慎重に形を整えて仕上げました。 この際、なるべく歯質の色に合った色調のコンポジットレジンを選択し、自然な見た目になるよう配慮しています。 |
治療回数の目安 | 1回 |
治療の費用 | 約3,000円 (保険3割負担) |
治療リスク | ・治療中に痛みを伴う場合があります ・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります ・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする可能性があります ・広範囲にわたって修復が必要な場合は、適用できない可能性があります |
治療前
治療後
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